2カ月ぶり 沿線に雄姿 真岡鉄道 SL、定期検査終え運行

下野新聞
2021年8月8日

 【真岡】真岡鉄道は7日、車両の定期検査のため5月末から運休していたSL「C12形」の運行を再開した。漆黒のSLは煙を吐きながら、沿線の濃い緑色に染まった森林や田園地帯を力走した。

 この日は上下線で約180人が乗車。停車駅では親子連れが写真を撮るなどして楽しんでいた。新型コロナウイルス感染防止のため、乗客は定員の半数に限定し、乗車に必要なSL整理券はネット予約制にするなどの対策を講じている。

 SLの撮影によく訪れるという宇都宮市住吉町、会社員米田篤彦(よねだあつひこ)さん(57)は「ようやくSLが帰ってきた。今日は雲の形がいいのでいい写真が撮れそうです」と話していた。

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