大賞にたかむらさん 鹿沼市民美術展 きょうから69点展示

下野新聞
2021年7月14日

 【鹿沼】第50回市民美術展(市教委など主催)の審査会がこのほど開かれ、大賞に引田、たかむらゆきさん(37)の「白い手紙」が選ばれた。14日に市民文化センターで始まる同展に展示される。

 受賞作はF100号の洋画で、2羽のサギをモチーフに鳥の雄大さや自然の美しさを描いた。審査会では「物語を感じさせるみずみずしい感性と作品からにじみ出る絵に対する情熱、将来性」が高く評価されたという。たかむらさんは「新型コロナウイルス禍で大変な時期に受賞し、多くの人に見てもらう機会を頂きありがたい」と話す。

 同展は、市内の美術愛好家の底辺拡大や会派を超えての交流促進などを目的に開催。昨年は新型コロナの影響で中止になり、代替として過去の上位作品を展示した特別展を開いた。

 18日まで。会場には洋画や日本画、版画など69点が並ぶ。午前9時半~午後5時(最終日は4時)。(問)同センター0289・65・5581。(仁平裕人(にへいひろと))

 大賞以外の上位入賞者は次の通り。

 準大賞 鈴木政男、緑川文和▽優秀賞 大貫一男、前田美代▽奨励賞 荻原陽子、福田恵子、福田博、増山幸子、渡辺稔

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