コロナ収束、息災願う 宇都宮・茅の輪くぐり

下野新聞
2021年7月1日

 盛夏を前にした伝統の神事「茅(ち)の輪くぐり」が30日、宇都宮市馬場通り1丁目の宇都宮二荒山神社で行われた。

 半年間の汚れをはらい、疫病の流行などから身を守る「夏越の祓(はらい)」の一環。茅の輪は直径約2メートルで、神職らが市内で刈り取ったカヤを巻き上げて制作した。

 新型コロナウイルス禍のため、大祓(おおはらい)式は神職ら関係者のみで執り行われた。その後、参拝者も作法に従い、8の字を描くように輪をくぐり、無病息災を祈願した。

 長男尚登(なおと)ちゃん(6)、次男崇人(たかひと)ちゃん(3)と参拝した市内の主婦井谷美帆(いたにみほ)さん(35)は「おなかの子も含め、『家族皆が元気で』という願いを込めてくぐりました」と笑顔を見せていた。茅の輪は今週いっぱい設置されている。

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