かれんな薄紅の“女王” 日光白根山を背に コマクサ

下野新聞
2021年6月22日

 県境の群馬県片品村にある「日光白根山ロープウェイ」山頂駅のロックガーデン(標高2千メートル)で、「高山植物の女王」と称されるコマクサが咲き始めた。

 コマクサは高さ5~10センチほどで、花の形が馬の顔に似ていることが名前の由来。同ロープウェイを運行する丸沼高原スキー場によると、例年並みの今月中旬に咲き始め、8月中旬ごろまで楽しめる見込みという。

 21日は朝から晴れて爽やかな陽気。訪れたハイカーや家族連れなどが、栃木、群馬両県にまたがる日光白根山を背景に、淡紅色のかれんな花を楽しんでいた。

 知人と来た福島県いわき市平中神谷、農業志賀芳男(しがよしお)さん(65)は「高山植物の代名詞のような花。はかない美しさを感じますね」と話していた。同ロープウェイは22日は運休。

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