ビールにイチゴの甘み 古河の森ファーム 150本限定発売

茨城新聞
2021年6月16日

暑い夏にすっきりした飲み口の“いちごビール”はいかが-。茨城県古河市上片田の農業生産法人「森ファームサービス」(森雅美社長)が14日、発泡酒「いちごヴァイセ」を発売した。自家産のイチゴ果汁をたっぷり使い、フルーティーな香りと酸味を引き出した。150本の限定販売。

瓶1本330ミリリットル当たり果実約60グラムを使用。アルコール度は5%。苦みが出るホップを控えめにし、3~4月に収穫した「とちおとめ」「いばらキッス」「紅ほっぺ」など6品種をブレンドした果汁で、イチゴの甘みや色合いが感じられる商品に仕上げた。

商品化は事務販売部が発案。同部長の森はる菜さん(36)が「地ビールで他にない変わった商品を」と、欧米のフルーツビールから着想した。ラベルも同部が手掛け、製造は宇都宮市のクラフトビール会社に委託した。

同法人は農閑期の冬季にイチゴ狩りでファミリー層を呼び込もうと、昨年から水耕栽培によるイチゴの本格生産を開始。コロナ禍で来客が見込めない中、加工品として収穫したイチゴの活用を模索していた。

はる菜さんは「ビールが苦手な人でも飲みやすく、スイーツにも合う。おしゃれな感じで女性にお薦め」とアピールした。

同法人の直売店「里山の森ぽっぽ」で販売。1本730円。問い合わせは同店(電)0280(77)0011

地図を開く 近くのニュース