けんちん汁食べ比べ 常陸太田金砂郷地区 12店「自慢の味」提供

茨城新聞
2015年11月30日

郷土料理の一つである「けんちん」を楽しむイベント「金砂郷のけんちん村まつり」が29日、常陸太田市高柿町の市交流センターふじで開かれた。
金砂郷地区の活性化を図ろうと、地元の若者らを中心にした実行委員会が企画し、今年で3回目。メーンのけんちん汁の食べ比べコーナーには地元住民や飲食店、大学生、調理学校など12店が並び、昔ながらの味から洋風まで自慢の創作けんちん汁を提供した。
また、地元の町おこし住民有志「GO!郷!会」が独自開発した「けんちんまん」など軽食、特産物コーナーも人気を呼んだ。
初めて足を運んだ日立市の鉄優子さん(42)は「具がたくさん入っておいしい。いろいろな味を楽しめた」と笑顔。夫婦で訪れた那珂市の横須賀貢さん(67)は「昔はどの家庭でも作っていた。こういった文化を残していく取り組みはいいこと」と語った。
田仲昭一実行委員長は「多くの人が参加する地域のお祭りになればうれしい。郷土の味を広く知ってもらい、地元を盛り上げたい」と話した。

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