麦秋の幾何学模様 小山 ビール大麦刈り取り

下野新聞
2021年5月29日

 辺り一面が黄金色に輝く「麦秋」の季節を迎え、全国有数の二条大麦の産地である小山市では収穫作業が終盤に差し掛かっている。

 約76ヘクタールの作付面積があるJAおやまビール大麦採種部会は28日、同市松沼で約40アールを刈り取った。大島三千男(おおしまみちお)部会長(61)が大型コンバインで周回し、1時間ほどで作業を終えた。刈り取った跡が幾何学模様のように畑に刻まれた。

 大島部会長は「長雨の影響が気になる」と話すが、昨年より微増の約247トンを採種する見込み。大手ビールメーカーに原料として出荷される麦の量は、同JA管内全体で例年並みの約5300トンを見込んでいる。

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