地域愛たっぷり挟んで ビーフバーガーセット ダイニング花いろ(栃木)

下野新聞
2021年5月22日

 大きな口を開け頬張ると、ハラール対応の牛肉で作られたパティと栃木市産の米粉を使ったバンズ、手作りソースのうま味が口いっぱいに広がる。カリッと焼かれたバンズに挟まれたレタスやトマト、タマネギは全て西方地域で作られたもの。「西方が大好き」と話すオーナーの青木彩季(あおきあき)さん(59)のハンバーガーには地域愛があふれる。

 韓国出身の青木さんは、市国際交流協会で都賀西方地域の役員を務めている。イスラム教徒の市民から「イスラム教の戒律に沿った外食が難しい」と相談されたのをきっかけに、2020年からハラールメニューを始めた。ポテトとサラダ、ドリンクバーが付いて千円の「ビーフバーガーセット」が店のお薦め。

 店は「地元のみんなの憩いの場を作りたい」とコンビニエンスストアを改装して、17年にオープンした。石焼きビビンバや本場韓国冷麺(ランチセットはいずれも1500円)などの韓国の家庭料理も人気だという。

 青木さんは「メニューのほとんどがテークアウトできる。ハラール食や韓国料理を気軽に楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 【メモ】栃木市西方町金崎329の1。午前11時~午前0時。ラストオーダーは午後11時。定休日は日・月曜で、そのほか休む場合もある。(問)0282・21・8741。

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