ジャボチカバは南米の味 那須烏山の農園 摘み取り体験

下野新聞
2021年5月20日

 【那須烏山】亜熱帯地域などが原産の珍しい果樹を栽培する神長の農園「トロピカル・プラネット」(福島直弥(ふくしまなおや)社長)で、幹にブドウのような実を付けるブラジル原産の「ジャボチカバ」の摘み取り体験が始まった。

 同園は休耕田を活用した地域振興などを目的に、約60種の果樹を栽培する。

 ジャボチカバはハウス内に120本あり、2年前から5、7、9月の計3カ月間、摘み取り体験を行っている。ブドウとライチの中間のような食感で、程よい甘みと酸味が調和した味わいが特徴。

 今年も例年通り、今月中旬には実が熟した。18日に友人と訪れたボリビア出身の益子町塙、会社員アネス・マリオリさん(42)は「祖母の家でよく食べた。約20年ぶりに味わい、いろんな思い出がよみがえった」と笑顔を見せた。

 事前予約制で、料金は1カップ500円。(問)福島社長090・3331・4586。

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