観光PRポスター好評 桜川市 イラストで名所紹介、男女の成長も

茨城新聞
2021年5月25日

茨城県桜川市内の公共施設や各店舗に掲示されている同市の観光PRポスターが好評だ。市内各地の名所や観光スポットを柔らかいタッチのイラストで表現したポスターで、2019年夏から四季ごとにこれまで8枚を掲示。「次はどんなポスターになるのか楽しみ」「うちの店にもポスターを掲示したい」といった市民の声が寄せられており、作製枚数も当初の各200枚から270枚に増えた。

いままでにない新しい観光PRポスターを作ろうと、市商工観光課の若手職員の意見を取り入れて出来上がった。制作をデザイン会社のジマンニ(水戸市)が担当。これまで真壁のひなまつりや新緑の五所駒瀧(ごしょこまがたき)神社など、市内の名所を四季折々の風景とともに鮮やかなイラストで描いた。

各ポスターには男女一組が必ず登場し、ストーリー性を持たせており、第1作(19年夏)で小学生だった2人が、最新作(21年春)では大人へと成長している。同課は「ポスターは来年春に完結する予定。2人の展開を楽しみにしていてほしい」と話した。

また同課では、ポスターをデザインした缶バッジやクリアファイルも作製。増渕孝明課長は「イラストの魅力は、写真と異なり年月がたっても色あせない点」と語り、来年春の掲示で12枚がそろうことから、カレンダーの作製も検討しているという。