市産麦で初の地ビール 小山のSunフーズ、来月発売へ 缶ラベルをお披露目

下野新聞
2021年4月30日

 【小山】国内有数のビール麦の産地として知られる市ならではの地ビールの製造・販売を目指す野菜卸売業「Sunフーズ」(駅南町6丁目)は29日、まちの駅「思季彩館」で、デザインしたビール缶のラベルをお披露目した。同社によると、市内産のビール麦を使った地ビール製造は初めて。今後、東野田に製造設備を整える方針で、5月末から新たな地元の味がお目見えする見通しという。

 地ビールの名は同社が「八百屋」であることから「808(やおや)ブルワリー」と名付けた。市内産の大麦、はと麦、米を使用し味わいの異なる地ビールを製造する方針で、缶のラベルは赤、青、黄緑の3種類を作成。国の特別天然記念物コウノトリのイラストも印刷されている。

 かつて日本一の生産量にもなった市産ビール麦など、同社は市ならではの原料を使った地ビールを造ろうと昨年7月から2カ月間、インターネットを通じて資金を募るクラウドファンディングを実施した。目標金額の150万円に対し、約240万円もの支援が集まった。

 同社の栗原宏(くりはらひろし)社長(44)は「小山産のビール麦は使われているが、小山で作られたビールはないことに気が付いた。市民のためのビールを造りたい」と開発を決意。品質に問題はなくても規格上捨てられてしまうビール麦を原料の一部に使用するなど、作物の廃棄を減らす狙いもあるという。

 醸造を担当する小野崎広明(おのざきひろあき)さん(30)は「地産原料を活用して3種類を造る。ビールの楽しさを知ってもらえるようにしたい」と話した。

 350ミリリットルで398円。5月末の販売開始を記念し、「販売会」も開く予定。

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