大輪ボタンあでやか 那珂・毘盧遮那寺

茨城新聞
2021年4月29日

茨城県那珂市額田北郷の毘盧遮那寺(びるしゃなじ)で約200本のボタンが見頃を迎えた。観光ボランティアガイド那珂によると、市内随一のボタンの名所で、降雨がなければ「5月の大型連休まで見られるのでは」としている。

同寺は「ボタンの寺」として知られる奈良の長谷寺を本山とし、約20年前に栽培を始めた。最初の赤に続き、白、黄、ピンクと開花するが、今年は色とりどりの花が一斉に咲き始め、あでやかな大輪の花が春風に揺られている。渡辺真人住職は「境内で密にはならないので、ぜひ見に来ていただければ」と話した。

寺は1192年に創建され、県指定文化財の紙本墨書大般若経を所蔵する。

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