季節感あふれる地場野菜  タコと春キャベツのペペロンチーノ Fill kitchen(壬生)

下野新聞
2021年4月21日

 やわらかくて甘みのある春キャベツの緑色と、細かく刻まれたタコのピンク色が春らしさを引き立てる。ランチメニューの「タコと春キャベツのペペロンチーノ」(1400円)は見た目も味も季節感あふれる一品だ。
 味わいのポイントは粉チーズのようにかけられたパン粉。ニンニクとアンチョビで香り付けされており、食欲を刺激する。パスタにパン粉をかけるのは、オーナーシェフの東伸彦(ひがしのぶひこ)さん(42)のお気に入り。

 ペペロンチーノでは珍しく、アサリでだしを取ったスープを使っているのも特徴。パン粉がスープを吸うと麺によく絡み、魚介のうま味が口いっぱいに広がる。

 ランチメニューはパスタ、若鶏のグリル、ドリアの3種類。季節の食材に合わせてメニューが入れ替わり、ペペロンチーノは今月末までの予定だ。

 「どの料理にも壬生町産の有機野菜を使っている」といい、たっぷりのサラダが付く。店は2019年3月オープン。住宅街の少し奥まった場所にあるが、東さんは「駐車スペースは15台あるので、安心して車で来てほしい」と呼び掛ける。

 【メモ】壬生町本丸2の4の11。午前11時半~午後2時、午後6~9時半(ラストオーダー。夜は金、土曜のみ)。月曜、第1、3日曜定休(不定休あり)。(問)0282・51・3913。

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