例年より早め 淡墨桜見頃に 下野の桜の名所 天平の丘公園

下野新聞
2021年3月19日

【下野】桜の名所として知られる国分寺の「天平の丘公園」で、早咲きの淡墨(うすずみ)桜が見頃になっている。

同公園の淡墨桜は、岐阜県根尾村(現本巣市)の国天然記念物を1985年に移植し、88年に開花。以来、名物桜として市民に親しまれている。

地元の南国分自治会の前原豊(まえはらゆたか)会長(65)は「これまでも彼岸前に開花したことはあったが、こんなに咲いているのは初めてです」と話す。

例年この時季、同公園では「天平の花まつり」を開催しているが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため2年連続で中止にしており、市は「長時間の滞在や宴会などは控えてほしい」としている。

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