陶芸家林さん(岐阜)の茶わんなど展示 宇都宮で16日から

下野新聞
2021年3月15日

岐阜県在住の陶芸家林恭助(はやしきょうすけ)さんの個展が16~21日、東武宇都宮百貨店5階イベントプラザで開かれる。同百貨店では初めての個展で、800年ぶりに再現した「曜変天目」の茶わんなど20点超が出品される。

林さんは1962年、同県土岐市生まれ。「瀬戸黒」の重要無形文化財保持者(人間国宝)加藤孝造(かとうこうぞう)さんに師事し、日本工芸会賞など数々の受賞歴を持つ。特に2001年、黒い釉薬に星のような文様を浮かび上がらせる「曜変天目」の再現に成功し、世界的に高い評価を得た。

同展では幻想的な「曜変埦」=写真=をはじめ、曜変、黄瀬戸を中心とした茶わんを展示。「古典にとらわれず、心のままに作陶した」という作品が並ぶ。

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