《いらっしゃい》日本茶カフェ「room’z tea」 本格さしま茶、気軽に

茨城新聞
2021年2月25日

コンセプトは「本格的な日本茶を気軽に楽しめるカフェ」。さしま茶を生産する吉田茶園(古河市大堤)の茶葉を、品種ごとに持つ味を引き出した入れ方で提供。民家を改装したアットホームな雰囲気の店内で、くつろぎながら味わうことができる。

メニューは時季によって変化。現在は緑茶8種類と紅茶11種類。香りが華やかな萎凋(いちょう)煎茶「実生やぶきた」(税込み650円)、“幻の品種”といわれる紅茶「いずみ」シリーズ(同800~900円)などがお薦めだ。内側はしっとり、外側はかりっと焼いた本格フレンチトースト(同700円)などスイーツ4種類もそろう。

オーナーは吉田浩樹さん(22)、春樹さん(20)、優樹さん(17)の同茶園3兄弟。全国各地を販売会の手伝いで回る中、「家に急須がない人が多い。生活から茶に触れる機会が減っている」(浩樹さん)と感じていた。市内で昨年開いた日本茶のイベントなどを機に「家に急須がなくとも、茶に触れられる場」として出店を決めた。

開店資金はクラウドファンディング(CF)を活用。数日間で目標額に届き「思った以上に需要がある。多くの人の応援を受け、決意が固まった」と浩樹さんは語る。15日に開店したばかり。「一人でも多くの人に、日本茶の魅力を伝えたい」と意気込む。

JR古河駅から徒歩5分。古河市本町4の6の20。営業時間は午前11時~午後7時。定休日は火・水曜。(電)090(1844)2624。

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