黒酢ソースで味に深み 焼ラフテー丼 こじはん(日光)

下野新聞
2021年2月17日

東武日光駅をすぎ、国道119号を世界遺産「日光の社寺」方面へ進むと、通り沿いに白いキッチンカー「こじはん」が目に入る。

「焼ラフテー丼」や「タコライス」、「オムハヤシライス」など5種類ほどのご飯ものは日替わりで登場。メニューの中で人気の高い焼ラフテー丼は、しょうゆベースの味付けで甘じょっぱくやわらかな豚肉が食欲をそそる。黒酢のソースと合わせる事で、味に深みを出しているのも特徴だ。

店主の鈴木千佳(すずきちか)さん(39)は「子どもから大人まで食べやすくするため、シンプルな味付けにしている」と説明する。

2019年6月にテントでの営業を始め、同年9月にキッチンカーに替わった。当初はいもフライやレモネードなどの自家製ドリンクを取り扱っており、ご飯ものはイベントの時だけ提供していた。

新型コロナウイルス禍のテークアウトメニューとして、ご飯ものを用意したところ地元住民を中心に好評だ。このほか、とちおとめをたっぷり使用したいちごスムージーは注文を受けてから、その場で丁寧に作る。

店の名は農作業の合間などに取る軽食を意味する「小昼飯」がなまった呼び方から名付けた。鈴木さんは「観光客や地域の人たちが、食を通じてほっこりと一息つける場所でありたい」と話す。

【メモ】焼ラフテー丼など「本日のごはん枠」は各500円。いちごスムージーは400円▽日光市石屋町430の3▽営業時間 フードメニューは午前10時半ごろから▽定休日 不定休▽(問)080・7161・0615

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