イチゴ狩り 楽しまナイト 真岡、茂木の観光農園 家族連れなど舌鼓 幻想的な雰囲気 1棟を独り占め

下野新聞
2021年2月16日

【真岡・茂木】バレンタインデーを前に夜のイチゴ狩りを楽しむイベントが12、13の両日、両市町の観光農園で行われ、家族連れなどが昼間とひと味違う雰囲気でとちおとめを味わうぜいたくなひとときを満喫した。

イチゴの生産量日本一をPRしようと、真岡市は12日夜、上大田和のJAはが野井頭観光いちご園で「ストロベリーナイト」を初めて主催。園内の「すとろべりーファーム おおつか」のハウス内は、夜空をイメージした星の装飾が施され、真っ赤に色づいたとちおとめもランタンの明かりに照らされ幻想的な雰囲気を漂わせた。

さいたま市緑区宮本2丁目、会社員伊藤宏晃(いとうひろあき)さん(29)は家族4人で来園。チョコフォンデュを楽しんだ長女の美桜(みお)ちゃん(3)は、温めた容器で溶けたチョコレートを大粒のとちおとめにたっぷり付け、「おいしい」と笑顔で頬張っていた。

茂木町深沢の美土里農園では、電照をつけた夜間のハウス1棟を1組で貸し切り、とちおとめを“独り占め”する「バレンタインのナイトいちご狩りフェア」が始まった。

13日はハウス4棟に4組計21人が入り、真っ赤な完熟イチゴを次々と口に運んでいた。イチゴは今が一番甘みが乗る時季。一家5人で来た北高岡、自動車修理業木村真一(きむらしんいち)さん(54)は「練乳を持ってきたが、要らないほど甘かった。貸し切りになるのは子連れで来ても安心でいい」と笑顔を見せた。初日の11日からこの日で7組が来園している。

「ストロベリーナイト」は「いちごチャットパレス」のグランピング宿泊客らを対象に週末のみ実施。(問)いちごチャットパレス0285・80・3311。

「バレンタインのナイトイチゴ狩りフェア」は28日まで。(問)美土里農園0285・81・5112。

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