楽しめる肉本来の味 たかはら矢板牛ステーキ重 レストランピアノ(矢板)

下野新聞
2021年2月11日

 ふっくらしたご飯の上にぜいたくに乗せられたサーロインステーキ。程よく焼き上げられた肉は驚くほど柔らかく、素材本来の味が楽しめる。

 テークアウトもできるステーキ重は、持ち帰りでも「たかはら矢板牛」を味わってもらおうと昨年、開発した。たかはら矢板牛は、矢板市などで育てられたA4、5ランクの黒毛和牛で、同店が出願し2010年に商標登録された。

 ステーキは150グラム。コメは大田原市内で自社生産するコシヒカリを使う。自家製のピクルスがお重を彩るほか、さくら市内の契約農家で無農薬栽培した野菜のサラダも付く。老若男女から注文があり、リピーターも多い人気メニューという。

 店は1979年、ピアノの調律師をしていたオーナーの菊地康夫(きくちやすお)さん(72)が事務所兼喫茶店の「パーラーピアノ」としてオープン。当初は軽食のみを提供していたが、89年からレストランとした。

 「たかはら矢板牛を食べたことがない人たちにぜひ食べてみてほしい」と、菊地さん。「お店でも持ち帰りでも、肉の味を楽しんでもらえたらうれしい」と話している。

 【メモ】たかはら矢板牛ステーキ重は2千円(税別)。テークアウトの場合は前日までに電話で予約する▽矢板市上町6の45▽営業時間 午前11時半~午後2時、午後5~10時(現在は午後8時まで)▽定休日 水曜▽(問)0287・43・2456

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