イチゴ酒 鹿沼と那須烏山の有志 無形遺産連携プロジェクト

下野新聞
2021年2月5日

 鹿沼商工会議所と那須烏山商工会の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産連携プロジェクトで誕生した日本酒「CrowDeer(クロウディア)」の第2弾として、オリジナルリキュールのイチゴ酒「クロウディアストロベリー」が発売された。鹿沼産イチゴのとちおとめなどを使用した。

 クロウディアは、鹿沼、那須烏山両市名にある「烏(からす)(クロウ)」と「鹿(ディア)」にちなんだ名称。

 第1弾は日本商工会議所の補助金を活用して造った。第2弾の今回は、小林酒店(鹿沼市)、こんにゃく製造の中條商店(同市)、「いちごワイン」を醸造する島崎酒造(那須烏山市)ら有志が独自に商品化した。

 原材料は、小林酒店が自社製品「いちごヨーグルト酒」用にストックしていた鹿沼産とちおとめのピューレや、鹿沼産こんにゃくなど。こんにゃくをジュレ酒にする技術を持つ島崎酒造が那須烏山産いちごワインをブレンドした。

 同社は「重なり合うイチゴの風味とこんにゃくのぷるぷる食感が味わえる」と説明する。フルーツとともに味わえば、アルコールが入った大人向けのデザートになるという。

 300ミリリットルが税別800円、500ミリリットル同1270円。小林酒店、島崎酒造、県内のヨークベニマル全店で販売し、今月中旬から那須烏山市内の酒販店も扱う。

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