水郡線に応援の声を 3月27日全線再開 茨城県や沿線自治体、ポスターに掲載へ

茨城新聞
2021年2月3日

2019年の台風19号(東日本台風)の被害を受け一部休止しているJR水郡線の全線運転再開(3月27日)に向け、県水郡線利用促進会議と水郡線活性化対策協議会は、水郡線への応援の声やメッセージを募集する「#(ハッシュタグ)スマイル水郡線キャンペーン」を実施している。寄せられたメッセージを、現在作成中の「水郡線応援ポスター」に掲載する予定。今月28日締め切り。

水郡線は、台風19号の被害を受け、袋田-常陸大子駅間の第6久慈川橋りょうが流失した。復旧工事が進み、約1年5カ月ぶりの全線運転再開が決まったことを受け、同キャンペーンが企画された。

応援の声、メッセージは(1)公式ツイッターをフォローし参加(2)応募フォームから参加-のいずれかで応募する。集まったメッセージを同ポスターに掲載(応募多数の場合は一部)するほか、応募者の中から抽選で30人に「びゅう商品券」3千円分をプレゼントする。

同キャンペーン事務局の県交通政策課の担当者は「鉄道は地域のシンボルであり大切な資産。不通となって通学や買い物などができなくなり、改めて水郡線の大切さについて考えさせられたと思う」と話し、「復旧がゴールではない。今後、水郡線と沿線地域をどう盛り上げていくか、次のステップにつなげるためにも、茨城、福島に限らず多くの方から多くのメッセージをいただきたい」と呼び掛けた。

県水郡線利用促進会議は、県と県内の水郡線沿線6市町で組織。水郡線活性化対策協議会は、福島県内11市町村で構成している。

詳細など問い合わせは県交通政策課(電)029(301)2606