花と着物、筑波山彩る 27日からイベント コロナ収束祈る

茨城新聞
2021年2月1日

つくば市内の女性有志らでつくる「筑波山華やぎプロジェクト」は2月27日~3月1日、新型コロナウイルスの収束を祈るイベント「百人きもの」を開催する。筑波山神社を主な舞台に世界的なフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン氏の作品展示や和装した参加者による献花などを通し、花と着物で筑波山を彩る。

イベントは2018年から開催。今回は新型コロナ対策としての運営マニュアルを作成し、感染防止策を徹底する。今年は初めて、観光庁の「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業として認定も受けた。

参加は着物の着用を条件とし、番傘を貸し出すことで一定の距離を保つ対策を講じる。筑波山神社では、4カ所にフラワーアート作品を展示。境内には灯籠をともし、夜の会場を演出する。27日午後4時からの開幕式典では奉納演奏などが行われるほか、ニコライ氏も参加する予定。

また、筑波山大御堂では新型コロナの収束を祈願した献花を行い、最終的に一つの作品に仕上げる。

参加は無料。「百人きもの」公式サイトやつくば市内の公共施設などで配布するチラシから、事前の申し込みが必要。

プロジェクトの吉岡鞠子代表は「新型コロナで苦しい状況が続いているからこそ、明るい話題を提供したい。筑波山に振り向いてもらうきっかけになれば」と呼び掛けた。

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