街飾る編み植木鉢、愛好家ら呼び掛け ひたちなか・昭和通り 県内外から2000枚集まる

茨城新聞
2021年2月2日

カラフルな毛糸で、植木鉢を編み包み街中を彩るイベント「ヤーンボミングdeひたちなか」が、ひたちなか市のJR勝田駅東口の昭和通りで始まった。29日は、編物愛好家「あみもんどころ」のメンバー4人が集い最後の飾り付けを行った。大谷明市長も訪れ、メンバーを激励した。展示は2月14日まで。

同イベントは、あみもんどころに所属する「ぽぽぽ本舗」こと河本珠美さん(43)=同市在住=が、コロナ禍の中、街中を活気づけたいと企画。会員制交流サイト(SNS)で呼び掛けたところ、約1カ月半で県内外から2千枚超の編み地が集まった。

昭和通りにある大きな16基のフラワーポットは、青、緑、赤、黄色の4色で編み包まれ、通行人らを楽しませている。色合いは、国営ひたち海浜公園のネモフィラやコキア、昭和通りのイチョウがイメージされている。

ネモフィラをイメージした青の編み地がくるまれたフラワーポット=勝田東口の昭和通り

この日は、あみもんどころのメンバーから河本さん、同市の二ノ宮詔子さん(49)、日立市の松村泰葉さん(26)、那珂市の本間由美子さん(49)の4人が参加し、サザコーヒー勝田駅前店の植木鉢6鉢を編み包んだ。

大谷市長も訪れ、「コロナ禍でも密を避け楽しめるすてきな企画。(編み手の)思いが伝わってくる。冬の街中の活性化につながる起爆剤になるといい」などと激励し、飾り付けも手伝った。

昭和通りを歩いていた、同市在住の主婦(70)は「色合いが素敵。感動しました」と笑顔を見せた。河本さんは「想像以上に華やかに仕上がった。喜んでもらえたらうれしい」と話した。

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