《北毛発 真田街道湯めぐり》仙仁温泉 魅力多彩 山の一軒宿

上毛新聞
2015年11月29日

嬬恋村から県境の鳥居峠を越え、北信濃方面に向かう大笹街道近くに、山あいの秘湯・仙仁温泉がある。一軒宿の岩の湯(須坂市仁礼、☎026・245・2453)=写真=は、趣あるたたずまいと質の高いサービスで人気が高く、温泉ファンの間で予約を取りにくい宿として知られている。
「“何もしないぜいたく”を大切にしている」と金井辰巳社長(63)。バブル期、巨大温泉地が隆盛を誇る中、山の中の一軒宿が生き残る道を考え続け、現在のスタイルを作り上げた。リゾート地を思わせるしゃれた室内空間、自然を満喫できる遊歩道、独特の雰囲気を醸し出す名物の洞窟風呂など多彩な魅力がある。
周辺では戦国時代、地元の豪族である仙仁氏が、川中島の戦いで真田氏とともに武田方について戦った歴史があるという。真田氏同様、宿の周りに広がる山深い地で培った修行の成果を生かし、さまざまな場面で活躍したと伝えられている。

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