和紙造形のオブジェ40点 結城、高田さん個展

茨城新聞
2015年11月26日

和紙の特性を生かしたオブジェ作品を作る造形作家、高田佳子さんの個展「和紙 Y.WASHI展」が結城市結城の結城蔵美館で開かれている。12月2日まで。
高田さんは栃木県日光市出身。英国で紙のアートを学び、帰国後に和紙の質感が持つ豊かな表現力に魅力を感じて制作を始めた。現在は結城市で活動し、立体アートなどを制作している。
同展ではタペストリーや小物、時計など約40点を展示。結城紬(つむぎ)の絹糸やカイコの繭を取り入れた作品が並ぶ。高さ約75センチのランプは厚い和紙に凹凸を付けて光の自然な柔らかさを引き出した。
展示場自体も、癒やしの空間として作品に見立てた。高田さんは「空間の中でリフレッシュしてもらえたら」と話した。午前9時~午後5時(最終日同4時まで)。木曜休館。

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