輝く富士 早朝の足利 寒中に望む

下野新聞
2021年1月20日

 【足利】20日の大寒を前に19日朝、大岩町の大岩山西公園駐車場から陽光を浴びて輝く富士山の姿が見られた。

 同公園は標高417メートルの大岩山山頂近くにあり、夜景が見られる場所としても知られる。

 午前6時50分すぎ、太陽が昇り始めると、五十部(よべ)町や群馬県太田市などの街並みがあかね色に染まり、秩父や奥多摩の山並みの奥に富士山がほんのりと赤らめた顔をのぞかせた。

 宇都宮地方気象台によると、同日朝の最低気温は、佐野氷点下3・3度、宇都宮同1・3度。20日朝は、県南部で最低気温同6度と冷え込む見込みという。

 南大町出身の水戸市元吉田町、会社員藤生洋一(ふじうよういち)さん(57)は車中から富士山を眺め、「久しぶりに見たくなった。寒さはこたえるけれど、やはりこの時季が一番美しい」と目を細めていた。

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