鬼と一緒にコロナ退散 節分向け「柊セット」 利根沼田

上毛新聞
2021年1月19日

 例年より1日早い2月2日の節分を前に、魔よけとして玄関先などに飾る「柊(ひいらぎ)セット」作りが利根沼田地域でピークを迎えている。

 沼田市の塩野商店が農家に製作を依頼。今年は18軒が取り組んでおり、青木かほるさん(76)方では、ヒイラギの葉と乾燥させた枝豆の殻をわらで束ね、鬼の面を添えて袋に詰める作業が進む=写真

 ヒイラギの葉と焼いたイワシのにおい、風に揺れて「カラカラ」と鳴る豆殻の音が鬼を払うとされる。青木さんは「今年は鬼と一緒にコロナも追い払えれば」と話した。