茨城県産イチゴ、全国にPR 県や鉾田市 1~3月、イベント強化

茨城新聞
2021年1月13日

茨城県産イチゴをPRしようと、県や鉾田市は茨城産最盛期の1~3月にかけて県内外でイベントを強化する。新型コロナウイルス感染拡大で「首都圏に観光農園を積極的にはPRしづらい状況。販売の機会を増やし全国にアピールしたい」(鉾田市の担当者)。飲食店がイチゴを使ったスイーツを提供するなど専門店や商業施設と連携し、販売促進や知名度向上を図る。

県は「おいしさ弾ける『いばらき苺』キャンペーン」と銘打ち、県内外でイベントを開催。県内では1月下旬以降にJR水戸駅改札前で県産イチゴを販売し、PRする。

JR品川駅改札内の商業施設「エキュート品川」「品川サウス」で開催されるキャンペーン「いちごWeek」では、24日まで県オリジナル品種「いばらキッス」を使ったスイーツなどを販売し、認知度を高める。飲食店や菓子店の計11店舗が参加する。県内は水戸駅ビル「エクセルみなみ」の計5店舗、土浦駅ビル「プレイアトレ土浦」の2店舗で提供する。

「苺のフォンダンショコラ~茨城県産いばらキッス~」(タミルズ)

2月1~21日は都内飲食店で「いばらキッス」を使った限定スイーツを提供する。東京・銀座の県アンテナショップ「IBARAKI sense(イバラキセンス)」(1月15日~3月末ごろ)や世田谷区の「カフェ・ロッタ」、新宿区の「HATAKE CAFE 新宿伊勢丹店」など5~6店舗を予定する。

鉾田市は産出額全国2位を誇る同市産を知ってもらおうと、イチゴ販売や飲食店と連携したメニューフェアを開催し、首都圏でのPRを強化する。

都内や千葉、神奈川県にあるサンドイッチ専門店「サンドイッチハウス メルヘン」の8店舗が「いばらキッス」を使ったメニューを3月21日まで提供する。伊勢丹新宿店で1月13~19日に行われる催事「いちごに恋する七日間」では、ポップケーキ専門店「ミホパンポップケーキ」が「いばらキッス」を使ったデコレーションスイーツを展開。チョコレートでコーティングした「いちごのロリポップ」や、イチゴやメレンゲ、生クリームを重ねたスイーツなどを数量限定販売する。

茨城県の作付面積は全国7位で、鉾田市をはじめ、行方や筑西市などを中心に県内全域で栽培される。

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