「作品見て和んでほしい」 実は彫刻家、茂木中の稲葉守校長 6日から「ふみの森」で個展

下野新聞
2021年1月4日

 【茂木】彫刻家で二紀会会員の茂木中校長稲葉守(いなばまもる)さん(59)=宇都宮市氷室町=が6日から、二十数年ぶりの個展「稲葉守彫刻展~天女、雲上の調べ~」を茂木のふみの森もてぎで開催する。茂木小教頭、茂木中校長として町の学校に計5年間在職。新型コロナウイルス禍の緊張感が続く中、初の「地元開催」に「作品を通して和んでほしい」との思いを展示に込める。24日まで。

 稲葉さんは宇都宮大教育学部美術科を卒業。県芸術祭彫塑部門芸術祭賞、二紀展U氏賞などの受賞歴がある。

 ふみの森もてぎのギャラリーふくろうで展示するのは、20年来取り組んできた「天女十二楽坊」シリーズと近年手掛ける抽象作品「SPROUT」(スプラウト)シリーズ計約15点。ケヤキの寄せ木で制作する「天女十二楽坊」シリーズは天上界で軽やかに楽器を奏でる天女の姿、「SPROUT」シリーズは大地から生命が芽吹く力強さを表現する。

 稲葉さんは「新型コロナで厳しいこの時期、美術から一層遠ざかりがち。美術を生活の中に取り入れて潤いや心の豊かさを得てほしい」と語る。創作と同時に歩んだ稲葉さんの教師人生はあと1年。「子どもたちに校長も頑張っているというところを見てもらい、将来、美術をやってみようという子が一人でも増えれば」という思いもある。

 鹿沼市文化活動交流館で7日から開かれる「栃木二紀新春展」にも作品1点を出品する。

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