宇都宮産ずっしり 栽培研究、レモン実る

下野新聞
2020年12月30日

 宇都宮市徳次郎町、兼業農家竹原俊夫(たけはらとしお)さん(66)方で、レモンの収穫作業がピークを迎えている。

 竹原さんは「レモン研究会」(会員19人)の会長で、宇都宮をレモンの産地にしようと取り組んでいる。同市によると、研究会は2018年に設立し、生産農家は現在5人という。

 竹原さんは昨冬から出荷を始め、現在は約10アールのビニールハウスにレモン30本を栽培している。主な品種は「璃(り)の香(か)」。直径約8センチ、重さ約350グラムと実が大きく、皮が薄く豊富な果汁と酸味の弱さが特長だ。まだ生産量が少ないため、和洋菓子店や飲食店への出荷が中心という。

 25日は、飲食店向けに約10キロを収穫した。竹原さんは「会員の生産量が増え、来シーズンは小売店に出せるようにしたいです」と話した。収穫は今月末まで続く。

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