生徒、丹精込めシクラメン「葉組み」 坂東総合高、坂東清風高 12月から販売

茨城新聞
2020年11月29日

県立坂東総合高(☆(魚ヘンに生)川好夫校長)と県立坂東清風高(国府田一之校長)の生徒たちが丹精込めて育てたシクラメンが出荷時期を迎えた。温室では、ピンクや赤、白などさまざまな色の花が咲き誇り、生徒たちは葉を整える「葉組み」作業に追われている。12月6日から坂東総合高の農場で市民らに一般販売する。県独自の4段階のコロナ対策指針が「ステージ4」になった場合は販売中止。

シクラメンは冬場の贈答用に用いられることが多く、同校では、猿島農芸高時代を含め40年以上栽培している。今年は、坂東総合高の2~3年生と坂東清風高1年生が協力しながら、4月から農場内の温室で20品種40色・約1000鉢の栽培に取り組んできた。

栽培を指導する坂東総合高の柳田悦男実習助手は「シクラメンを担当して11年になるが、これまでで一番良い。温度管理や水やりなどに気を付ければ、品種によっては5月のゴールデンウイークごろまで持つだろう」と白い歯を見せた。栽培を手掛けた生物資源系列3年の栗原璃子さんは「葉組み作業で、きれいな形に仕上げることができた。花だけでなく葉だけでも楽しめるので、長く楽しんでほしい」と話した。

6日は午前8時~午後3時、7日からは午前9時~午後3時まで販売する。数量限定。来校の際にはマスク着用。問い合わせは同校(電)0280(88)1011

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