薬草、ハーブ試験栽培 トライアルガーデン開園 水戸市植物公園

茨城新聞
2020年11月23日

水戸市小吹町の市植物公園(西川綾子園長)の「水戸 養命酒薬用ハーブ園」に、薬草やハーブを試験的に栽培する「トライアルガーデン」がオープンした。トライアルガーデンは約120平方メートルの敷地を7区画に分け、料理やクラフトへの活用ができるハーブや薬草を栽培する。

江戸時代、徳川光圀が藩医に命じて家庭医学書「救民妙薬」にまとめさせるなど薬草と縁が深い土地柄。同市と養命酒製造は2016年、「薬草を活用した官民協働事業に関する協定」を締結し、薬草文化の普及や産業振興を進め、17年、同公園内に「水戸 養命酒薬用ハーブ園」が開園した。

オープンを記念して、西川園長が公園内を案内するイベントも開かれ、24人が参加した。トライアルガーデンに植えられている「救民妙薬」に登場する薬草のトウキや料理の色付けなどに使われるサフランなど7種類を楽しんだ。

西川園長は「トライアルガーデンでは植物に触れてもらう体験学習を通してハーブの魅力を伝え、未来につなげていきたい」と話していた。

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