所蔵名品145点紹介 那珂川町 広重美術館20周年 テーマ別に12月6日まで

下野新聞
2020年10月7日

 【那珂川】馬頭の町馬頭広重美術館で、開館20周年を記念し所蔵の名品を紹介する特別展「名品展」が開かれている。4500点を超える同館の所蔵品から、名前の由来となった歌川広重(うたがわひろしげ)の肉筆画など、優れた作品145点を前後期に分けて展示する。前期は25日まで、後期は30日~12月6日。

 同館は旧馬頭町時代、塩谷郡出身の実業家青木藤作(あおきとうさく)が収集した広重の浮世絵や版画などの「青木コレクション」が町へ寄贈されたことを受け、2000年11月3日に開館した。

 開館後、「広重美術館」の名に沿うよう、「東海道五拾三次之内(保永堂版東海道)」や「東海道名所図会(竪絵(たてえ)東海道)」、「冨士三十六景」といった広重の代表的な版画の揃物(そろいもの)などを購入した。

 今回の特別展では、広重の肉筆画「富士十二景」や「江都八景」、小林清親(こばやしきよちか)の光線画「千ほんくい両国橋」、川村清雄(かわむらきよお)の水彩画「鳩図巻」、油絵「なた豆に雀」などを展示する。

 展示に当たって「浮世絵版画から新版画へ」「広重の肉筆浮世絵」「川村清雄と近代芸術」の3テーマに分け、日本版画の移り変わりや近代画家の作品などを紹介している。

 同館の担当者は「あまり公開していないものもある。名品をじっくり鑑賞してほしい」と来場を呼び掛けている。入館料は大人700円、高校・大学生400円。月曜(祝日の場合は翌日)休館。(問)同館0287・92・1199。

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