懐かしい茶の間再現 展覧会「昔のくらし」 茨城県立歴史館 

茨城新聞
2020年8月12日

 過去の日本人の生活を知り未来の暮らしを想像してもらう展覧会「昔のくらし」が、水戸市緑町の県立歴史館で開かれている。場内に「昔のお茶の間」を再現。約100年前や高度経済成長期に使われていた生活用品などが展示され、当時の暮らしぶりを知ることができる。9月22日まで。
 
 展示は70~60年前と、約100年前の二つの時代の様子を紹介。電気が通っていなかった頃のいろりのある部屋や、日本経済が飛躍的に成長を遂げた時代のちゃぶ台が置いてある茶の間を再現。来場者は部屋に上がることもでき、扇風機や洗濯機など当時使われていた道具にも触れられる。昔を知る人には懐かしく、知らない人には、かつての暮らしを興味深く想像できる。
 
 水戸市の主婦、海老根克英さん(79)は蚊帳や洗濯板などに触れ、「懐かしいの一言。子どもの頃を思い出す。今ほど便利ではなかったが、昔は昔で楽しかった。過去を振り返るのも良い事だと思う」と感想を話した。
 
 担当する同館学芸課の主任学芸員、林圭史さん(41)は「現代の若者も60~80年後は、2020年の暮らしを思い出し、語るかもしれない。未来の人に教えるために『今、この瞬間を覚えていてほしい』というメッセージを込めた」と解説。「できれば親子や3世代で来場してほしい。世代間の会話を生むことができる。当時を知る人には昔を振り返るだけでも意味がある」と期待する。
 
 月曜休館(祝日を除く)。企画展「戦争と茨城」と同時開催。入館料一般350円。高校生以下無料。問い合わせは同館(電)029(225)4425。

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