日光へ乗り入れ 東武鉄道SL大樹 10月から「ふたら」運行

下野新聞
2020年8月6日

 東武鉄道(東京都墨田区)は5日、鬼怒川線で運行しているSL大樹(たいじゅ)を東武日光駅に初めて乗り入れ、報道陣に披露した。

 乗り入れは、地元観光業者が日光地域の活性化のために以前から要望。10月から月1回程度運行するSL大樹「ふたら」として、下今市-東武日光駅間7・1キロを約17~23分かけて走る。

 名称は日光の由来となった二荒山(ふたらさん)(男体山)から名付けた。車両前面のヘッドマークは男体山などをあしらったデザインで、日光観光大使の書道家涼風花(りょうふうか)さんが揮毫(きごう)した。

 5日は県や日光市、地元から多くの関係者らが集まった。同社の吉野利哉(よしのとしや)鉄道事業本部長は「日光・鬼怒川エリア活性化の核となるよう取り組みたい」と話した。

 大樹を活用した日光・鬼怒川エリアの新プロモーションの発表も行われ、イメージタレントの女優門脇麦(かどわきむぎ)さん(27)が「日光・鬼怒川は心のパワーがチャージされる場所」などとPRした。

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