《茨ぱん》薄皮あんぱん 森の石窯パン屋さん(笠間市) あんみっちり、ずしり

茨城新聞
2020年8月3日

「あんぱんが大好き。あんがみっちり入った大福のようなあんぱんを作りたかった」と話す「森の石窯パン屋さん」社長の岡部雄一さん。その夢を実現させた「薄皮あんぱん」は、ごまがのった粒あんとケシの実がのったこしあん。北海道産小豆のあんが詰まったパンはずっしりと重い。

笠間焼の販売も手掛ける岡部さんは手軽な土産品として地元の農産物を使ったパンの販売を思い付く。2014年に同店を開いた。当初は都内の有名店に在籍していたパン職人から3年間指導を受けた。スペインの職人が造った石窯で焼き上げるパンは「外はサクッと中はもっちり」。自家製天然酵母は、市内の農家が微生物の力で育てたイチゴを使って起こす。「発酵が強い元気な酵母。気泡がつぶれず、かんだときに小麦の風味がしっかり広がり、口溶け、喉越しがいい」と話す。

県産小麦「ゆめかおり」配合の「天然酵母食パン」は「奇をてらわないおいしさと、毎日食べても飽きのこない味」。夏のお薦めは「激辛カレーパン」。「辛すぎて完食できない人もいるほど。土日中心で出しているが、夏はほぼ毎日作っている」。イートインコーナーは当面新型コロナウイルス感染拡大防止のため休んでいる。

笠間市笠間2286の1
不定休
営業時間は午前10時~午後5時(売り切れ次第終了)
(電)0296(74)0888

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