風と水 恵み表す59点 吉澤記念美術館で企画展 佐野

下野新聞
2020年6月19日

 【佐野】風と水をテーマにした市吉澤記念美術館の収蔵企画展「風を聴き、水と暮らす」が7月5日まで、葛生東1丁目の同館で開かれている。江戸時代の画家渡辺崋山(わたなべかざん)の「風竹図(ふうちくず)」や、佐野の川や風景を詠んだ江戸時代の漢詩集「佐野十二詠(さのじゅうにえい)」などさまざまな作品が展示されている。

 同館は昨年10月の台風19号で被災し、今年2月まで休館。その後いったん再開したが、新型コロナウイルス感染拡大などの影響を受け、今春以降は休館が続き、今月2日に再開した。

 今回の企画展には、改めて水による災害や恵みについて考えてもらおうとの思いもあるという。

 展示品は59点。このうち「風竹図」は渡辺崋山が葛生地区の旧家吉澤(よしざわ)家に贈った作品で、近年の修復後で初の公開。また、佐野の川や沼は万葉集などにも登場し、「佐野十二詠」にも水辺が3カ所詠まれているといい、同館学芸員の末武(すえたけ)さとみさんは「歴史ある佐野の水辺の美しさや水の恵みを見直してもらえたら」と語った。

 午前9時半~午後5時。月曜休み。観覧料は一般520円、大学生以下無料。

 (問)同館0283・86・2008。

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