精米施設改修、週末だけの伊レストラン コロンビア人男性、常陸太田でお試し開店

茨城新聞
2020年5月31日

常陸太田市中利員町の県道62号とグリーンふるさとラインの交差点近くに、都内のカフェレストランの総支配人を務めるラウル・ピネダさん(36)が、イタリアンレストラン「楽生流(らうる)」をオープンさせた。来年4月の本格営業を前に、週末の金曜、土曜の2日間だけのお試し開店。「ナポリの味を地元の人たちに楽しんでもらい、少しでも地域を盛り上げられたら」と張り切っている。

コロンビア人のピネダさんはイタリアで料理の修業を積み、2009年に来日。都内の有名ピザ店やイタリアンレストラン、ホテル内のレストランなどで腕を振るってきた。

ピネダさんは都内を離れた場所に自分の店を開きたいと夢を持ち、妻の奈巳さん(40)の母親の出身地に空き家を見つけて開店準備を進めてきた。

レストランは農家の精米施設を改修。厨房(ちゅうぼう)を整備し、壁に手を加えただけで、吹き抜けや梁(はり)などはそのまま生かした。カウンター席やテーブルクロス、テラスなどナポリの店をイメージ。室内外に計10テーブルを用意した。

お薦めメニューはピザとパスタ。生地やチーズにこだわり、トマトのホールとペーストを1対1で合わせたオリジナルソースがナポリの味を想像させる。ランチセットメニューではパスタかピザを選び、サラダとワンドリンクで1150円(プラス税)など。

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