音と明かり「癒やしに」 水戸・鈴木茂兵衛商店 風鈴提灯を販売

茨城新聞
2020年5月22日

 水戸市の伝統工芸品「水府提灯(ちょうちん)」を製作する鈴木茂兵衛商店(水戸市袴塚、鈴木隆太郎社長)は、風鈴と提灯を一体化した「風鈴提灯 えん」の販売を始めた。新型コロナウイルス感染拡大で自宅で過ごす時間が増える中、同社の担当者は「風鈴の音色と明かりが癒やしになれば」と話している。
 
 新商品は直径21センチ、長さ55センチで、祭りの装飾などに使われる「八子重(はちこしげ)」と呼ばれる提灯を使った。無地と絵入りがあり、絵入りは「金魚」「桔梗(ききょう)」「蜻蛉(とんぼ)」の3種類。無地には家紋を入れるオプションがあり、お盆用の提灯に活用できる。
 
 風鈴と提灯を組み合わせた「風鈴提灯構造」は、同社が特許を取得している。新商品の価格は無地が1万3750円(税込み)、絵入りが1万4850円(同)。問い合わせは鈴木茂兵衛商店(電)029(221)3966。

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