威勢いい声、場内に響く 那珂湊おさかな市場が営業再開

茨城新聞
2020年5月20日

 ひたちなか市湊本町の「那珂湊おさかな市場」が約1カ月ぶりに営業を再開した。来場客数は「通常よりだいぶ少ない」(関係者)というが、市場内には久々に店員の威勢のいい声が響いている。
 
 同市場は4月21日から休業していたが、政府が14日、茨城県など39県の緊急事態宣言を解除したため、営業再開を決めた。各店舗では席の間隔を空け、換気や従業員のマスク着用の徹底、消毒液設置などの感染防止対策を講じている。
 
 来場客はまだ少なめだが、店員の「いらっしゃい」「新鮮なものがあるよ」の声に引かれるように、アジやメヒカリなど新鮮な魚介や干物を購入したり、海鮮料理に舌鼓を打ったりする姿が見られた。
 
 「海鮮処海門」で天丼を食べたつくば市の会社員、前川貴一さん(26)は「どの食材もおいしかったが、珍しいヒラメの天ぷらが食べられて良かった」と笑顔を見せた。
 
 同店など4店舗を営むマレタラッサの須田千鶴子社長は「再開できる喜びと感染流行の第2波が来るのではという不安で、正直複雑な心境」としつつも、「今は県内のお客さまに来てもらい、感染が収束したら県外のお客さまにも来てもらえれば」と話した。

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