今年は大玉、味もよい 稲敷の特産品「江戸崎かぼちゃ」 出荷始まる

茨城新聞
2020年5月19日

 稲敷市の特産品「江戸崎かぼちゃ」の出荷が17日から始まった。同市羽賀のJA稲敷中央集荷場では同JA江戸崎南瓜部会(池延美千男部会長)の部会員らが箱に詰められたカボチャの品質を最終確認した。

 江戸崎かぼちゃは2015年に国が地域ブランドを保護する「地理的表示保護制度(GI)」に指定。同部会員23人が生産し、作付面積は約21ヘクタール。東京や北海道の市場に出荷している。

 この日、集荷場に集められたカボチャは21ケース(1ケース10キロ)。部会員らは箱から一つ一つ取り出し、傷の有無や形をチェックした。同JA担当者は「飲食店の自粛や縮小営業で需要が減り、市場の値に悪い影響が出ないか心配」と不安も。池延部会長は「コロナの影響は心配だが、今年のカボチャは例年に比べやや大玉で味もよい。おいしく食べてほしい」と話した。

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