新たな命健やかに 那須どうぶつ王国 コツメカワウソ4匹誕生

下野新聞
2020年5月13日

 【那須】大島の那須どうぶつ王国でこのほど、コツメカワウソの赤ちゃん4匹が誕生し、元気に育っている。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため6月4日まで臨時休園中だが、同園のホームページや会員制交流サイト(SNS)で5月10日以降、写真や動画などで情報を発信する予定だ。一般公開は未定。

(野中美穂(のなかみほ))
 生まれたのは4月24日。当初は体重約70グラム、体長約8センチだったが、体重230グラム前後、体長約14センチまで成長した。現在は母ナナ(2歳)が母乳を飲ませて育てている。

 1匹ずつ透明のケースに入れて体重測定すると、時折「キュー」という鳴き声で母を呼ぶという。飼育員の千葉友里(ちばゆり)さん(30)は「本当にかわいい。家族一緒に展示場を泳ぐ姿を私も見てみたいし、開園したらお客さんにも見てもらいたい」と笑顔で話した。

 カワウソの中で世界最小種とされ、主に東南アジアにあるマングローブの沼地や湿地帯に生息。誕生後3カ月以上経過してから泳ぎ始め、1年~1年半かけて“大人”になるという。

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