シルクロードの魅力発信 日本画巨匠・平山さんコレクション展 25日から県近代美術館

茨城新聞
2020年4月15日

 シルクロードや仏教を主題とした作品で知られる日本画の巨匠、故平山郁夫さん(1930~2009年)の企画展が25日から、水戸市千波町の県近代美術館で開かれる。平山さんのシルクロードへの思いが伝わる内容で、シルクロードを描いた絵画約50点とシルクロード各地で平山さんが集めた彫刻や工芸品約180点が展示される。6月14日まで。
 
 タイトルは「没後10周年 平山郁夫 シルクロードコレクション展」。見どころは、絵画だけではない平山さんの世界。79歳で亡くなるまで、生涯に140回以上シルクロードを訪れた平山さんが、各地で夫人と一緒に集めたコレクションの数々を、絵画と一緒に楽しむことができる。
 
 主な展示品は、紀元前336~同323年ごろの「アレクサンドロス3世(アレキサンダー大王)の銀貨」や、紀元前16~同13世紀ごろの首飾りなど。同館で古代の文物を展示するのは初めてという。
 
 絵画の目玉は、平山さんのシルクロード絵画の集大成「大シルクロードシリーズ」からの3点。ラクダの隊商(キャラバン)を描いた「パルミラ遺跡を行く・夜」「同・朝」(ともに2006年)など縦171センチ×横364センチの大きな作品が展示される。
 
 同館ほか主催。水戸市、茨城新聞社など後援。午前9時半~午後5時まで。月曜休館(5月4日は開館、同7日は休館)。
 
 同館はコロナウイルス感染予防として出入り口に消毒液を用意。人が密集する状況を避けるため、当初予定していたオープニングイベントや学芸員によるギャラリートークなどは中止した。来場者が多くなった場合は入館制限も実施する。
 
 入場料一般1100円。問い合わせは同館(電)029(243)5111。

地図を開く 近くのニュース