無傷の「骨蔵器」が目玉 茨城県立歴史館 県内遺跡の出土品紹介

茨城新聞
2020年4月11日

茨城県内で近年発掘された遺跡の出土品を紹介する展示会「発掘!!いばらき2020」が、水戸市緑町の県立歴史館で開かれている。地中から出てきた品から地域の歴史、暮らしなどが想像できる内容で、土器など数多くの歴史資料を展示する。6月7日まで。

目玉は、信太入子ノ台(しだいりこのだい)遺跡(美浦村)からほぼ無傷の状態で出土した「骨蔵器」。火葬した骨を入れていた奈良-平安時代ごろの器で、ふたの裏側に墨文字で「大伴」の2文字が書かれている。同館によると、古代豪族・大伴氏に関係のある人々が住んでいたことが分かる品という。

そのほか、山王前遺跡(牛久市)から出土した縄文時代の石製の耳飾りや、下河原崎高山古墳群(つくば市)から出土した7世紀ごろの大刀なども展示。水戸城からは、三つ葉葵紋鬼瓦、花を生けていた七面焼、二の丸御殿の部屋割り図などが公開される。

担当者は「展示物のサイズは小さいが、歴史の古い物をそろえている」と話す。同館ではコロナウイルス感染予防として、展示解説は中止し、会場に消毒液を用意するなどをしている。

時間は午前9時半~午後5時。月曜休館。企画展「鹿島神宮の宝」と同時開催。問い合わせは同館(電)029(225)4425

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