「花粉症でござる」 誤解防止に缶バッジ 沼田市観光協会

上毛新聞
2020年3月19日

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、沼田市観光協会は、花粉症やぜんそくなどが原因でせきの症状がある人向けの缶バッジを製作し、沼田公園内の観光案内所で販売を始めた。身に着ければ「新型コロナでは」との誤解を招かないようアピールできる。

 新型コロナウイルスを巡っては、電車内でせきをした乗客同士のトラブルなどが相次いでいる。

 バッジは初代沼田城主の真田信之と沼田城のデザインと、真田氏家紋「六文銭」の頭巾をかぶった忍者の2種類を用意。「花粉症でござる」「ぜんそくでござる」「予防でござる」と日本語と英語で記した。1枚300円。

 担当者は「バッジがあればお互いにストレスがなくなる」と話す。問い合わせは観光案内所(?0278-25-8555)へ。

 また、使い捨てマスクが不足する中、和雑貨店の地球屋(榛東村上野原、鈴村瑞宙(ずいちゅう)社長)は絹を使った手作りマスクの販売を開始。購入者には「花粉症」「ぜんそく」とせきの原因を示すシールをプレゼントする。1個600円。問い合わせは同店(0279-20-5536)へ。