《茨ぱん》柚子こしょうネギ パティスリー クレール(常陸大宮市)

茨城新聞
2020年3月1日

常陸大宮市の「パティスリー クレール」は姉妹で営む洋菓子とパンの店。姉の皆川躍子さんがパン、妹の聡子さんが洋菓子を担当する。栄養士と調理師の資格を持つ躍子さんは、県産小麦粉「ゆめかおり」で「ふんわりとしたパン」を中心に作る。「柚子こしょうネギ」は自家製ユズこしょうと地場産のネギを合わせた。ぴりっと辛く、ユズの爽やかな風味を味わえる。「ユズこしょうを何と合わせるか、いろいろ試してネギに落ち着いた」と躍子さん。ほかに、小さめの食パン「ミニホテルブレッド」=同右、米粉とおからのマフィンなども並ぶ。

同店は、つくば市や水戸市の洋菓子店で働いた聡子さんが躍子さんを誘い、2017年にオープンした。同市御前山地区の国道から奥に入った高台にある白い店舗は、聡子さんが憧れるヨーロッパ風の三角屋根が目印。姉妹は「地元の食材を生かしながら、ニーズに応えられるよう試行錯誤している」と話す。

聡子さんが作るケーキは、近所の農園でできたイチゴのショートケーキや同市産の和栗モンブランなど。店内にはカフェスペースが設けられている。コーヒー、紅茶のほか、自家製ユズ茶や地元産のイチゴを使ったスムージーなどの飲み物もそろう。

常陸大宮市野口3778の1
定休は火曜と第1・3月曜
営業時間は午前9時半~午後6時
(電)0295(55)7337

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