女性の視点、工業や農業も視野に 若手商業者らが観光コース作り 古河

茨城新聞
2015年11月5日

古河市の新しい観光コースを考案しようと、市がJTBの講師を招き、若手商業者らを集めたワークショップをスタートさせた。コース作りは観光による誘客だけでなく、トラックメーカー日野自動車古河工場(同市名崎)の稼働に伴う同社員らの定住促進にも役立てる。年度内にコースを決め、モニタリングツアーを催行する予定という。
 ワークショップは9月から月1回程度、同市本町1丁目の酒井蔵を会場に行われ、熱い議論が繰り広げられている。
 同市は旧古河市と総和、三和2町が合併し10年が経過したが、今も歴史をキーワードとする旧古河中心の観光コースが主に用いられている。今回は歴史だけでなく、ヤマザキパンなどの各種工場の立地する旧総和、バラなどの銘柄農産物のある旧三和の各地区の特長を取り入れた新しい複数のコース作りを目指している。
 ワークショップに参加する市民15人のうち、12人は女性。女性の視線を生かし若い世代の関心をつかむ狙いがある。何を、どこに、どうやって売るのかといったマーケティングの視点も取り入れ、体系的にコース作りを進めている。
 講師を務めるJTB観光文化研究部研究員の柿島あかねさん(33)は「参加者が地域を理解するところから始めている」とし、自身も「知れば知るほどレジャー感覚で楽しめる場所がたくさんある」と話した。
 参加者の1人でインターネットサイト制作会社「イーナクエスト」の生井理恵さん(27)=古河市桜町=は「子育て環境が充実しているところもPRできたら」と意欲を示す。古河の歴史を参加者に解説する市観光ボランタリーガイドの渡辺久代さん(63)は「私たちが案内しているものに、さらに厚みを持たせるヒントをもらえらたらうれしい」と成果に期待を寄せた。

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