「お米のジェラート」誕生 大田原ブランド 初コラボ あすから与一の郷で販売 トッピングの案も募集

下野新聞
2020年1月10日

 【大田原】「大田原ブランド」認定品で初のコラボレーション商品が誕生した。国際コンクールで上位入賞の「阿久津家のこだわり米」(ゆうだい21)と、道の駅那須与一の郷の「ジェラートYoichi」が融合して「お米のジェラート」が完成。11日から同道の駅で販売する。ご飯にのせたりふりかけたりして味わうのと同じ感覚で、ジェラートに合うトッピングのアイデアも募集し、商品化につなげる。

 「大田原ブランド」は市ブランド推進協議会が昨年3月、11件を初認定した。

 コラボのきっかけは、「阿久津家のこだわり米」の阿久津政英(あくつまさひで)さん(40)=宇田川=が認定式で、偶然隣に座った同道の駅支配人の郡司早苗(ぐんじさなえ)さん(48)に声を掛けたことだった。「会場で二つの商品が並んでいるのを見て、お米のジェラートは面白いかなと思った」

 その後、阿久津さんは近年好成績を収めている「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」の最上位部門で特別優秀賞を受賞。郡司さんは新米の時期に合わせて商品開発を本格化させた。

 心掛けたのは「お米の感じを嫌みなく出すこと」。おかゆ状のコメをミルクジェラートに合わせ、口の中でゆっくり味わうと、凍ったコメが解けて程良い食感が生まれることを発見した。「ゆうだい21」は甘みが強いため塩で味を調えた。「お米の可能性を感じる。大田原ブランドの発信につなげたい」と阿久津さん。

 価格は430円。トッピングの公募は、コラボの妙味をより深く味わってもらおうと考えた。「できれば大田原産の素材がいいが、意外なもので想像を超えるおいしさが生まれたら面白い。可能な限り商品化に挑戦したい」と郡司さん。

 採用された案には賞品を贈る。店頭の応募用紙のほか郵送、メールも可。送付先はホームページ参照。2月10日まで。(問)同道の駅0287・23・8641。

地図を開く 近くのニュース