県近代美術館で「フランス時間旅行」作品展 所蔵48点展示

茨城新聞
2019年12月27日

水戸市千波町の県近代美術館で、所蔵作品展「フランス時間旅行」が開かれている。フランス人画家や日本からフランスへ渡った画家たちが描いた19~20世紀のフランス各地の風景や人々の暮らしなど、計48作品を展示している。会期は1月26日まで。

展示は4部構成。第1部「フランス各地の風景」はクールベ、モネ、ピサロ、ルノワールら、そうそうたる画家が描いた風景画などが並ぶ。小堀進(潮来市出身、1904~75年)の「オンフルール」も展示されている。

第2部「1920年代 パリの日本人画家たち」では藤田嗣治の「横たわる裸婦」などを展示。パリ画壇の寵児(ちょうじ)となっていた藤田を筆頭に、日本人画家たちの交友を紹介している。藤田の描いた「小さな職業人たち」の12点も面白い。

第3部「描かれたパリ」は、エッフェル塔などパリおなじみの風景が登場。村山密氏(潮来市出身、1918~2013年)の「夜のノートルダム寺院」「シャンゼリゼ」も展示。

第4部は少し趣が異なり、風刺画家ドーミエのリトグラフ24点がずらり。下水道が無く汚物があふれる道路▽事故も多かった初期の鉄道▽医学療法としての海水浴-など、19世紀の「パリッ子」の生活が、確かなデッサン力でユーモラスに描かれている。

所蔵作品展の入館料は一般320円、満70歳以上160円、高校・大学生240円、小中学生180円。年末年始は29日から来月1日まで休み。月曜休館。県近代美術館(電)029(243)5111

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