今年の真竹 長さを競う 古河で「一番竿」

茨城新聞
2019年12月2日

古河市の冬の風物詩で、7日開催の「第159回古河提灯(ちょうちん)竿(ざお)もみまつり」(市観光協会主催、同まつり実行委員会主管)を前に、参加団体が今年取れた竹の長さを競い合う「一番竿」が1日、JR古河駅西口おまつり特設会場で行われた。

一番竿は持ち寄った真竹の長さ自慢をして、まつりの機運を高めるとともに、開催を市内外にアピールするイベント。長さを測った竹は提灯を付けて会場に立て掛けられ、まつり当日まで電灯がともされる。

最も長かったのは七軒町の23・88メートルで、過去最長だった昨年の23・0メートルを大きく上回って“連覇”を達成した。2位に鍛冶町の21・99メートル、3位に雷電1丁目の21・68メートルが続いた。

提灯竿もみまつりは長さ約20メートルの竹竿の先に付けた提灯を参加団体が互いにぶつけ合って、ろうそくの灯火(ともしび)を消し合う関東の奇祭。7日午後4時15分の子どもパレード出発を皮切りに、子ども部門や大人部門(競技もみ、自由もみ)が行われる。

斎藤満実行委員長(83)は「21メートルを超える竿が多く、各団体の意気込みが感じられる」と喜んだ。七軒町自治会長の小林明さん(82)は「昨年は競技もみで優勝を逃したので、令和最初のまつりをダブル優勝で飾りたい」と意気込んだ。

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